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脂肪注入

美容医療|脂肪注入|淀屋橋・肥後橋近くの【くすもと形成外科クリニック】

脂肪注入

脂肪注入とミリファット、マイクロファット、ナノファットの注入

キーワード:

脂肪注入(lipo injection, fat injection, fat transfer, adipo-injection)

ミリファット(millifat

 マイクロファット(microfat

ナノファット(nanofat

 

I.治療について:

・顔や手背の形の改善やシワや肌質改善を目的に自分の脂肪を注入する方法です。

・腹部や上腕、大腿などから器具を用いて脂肪を吸引して採取します。

・脂肪注入には大きく分けると3種類あり、①脂肪注入(ミリファットを含む)、②細片にしたマイクロファット注入、③さらに細かく小片にしたナノファット注入があります。

①:脂肪注入(ミリファット(millifat)を含む)は、おもに増量、増高、増大を目的に行います。目的より少し多めの量を注入し、施術後1か月程度の経過で少し減量して生着した脂肪がその後も年単位で維持されます。ボリュームアップが目的であることから、一般に14-18ゲージのやや太い針で注入を行います。

②:マイクロファット(microfat)注入は、通常の脂肪注入より細かな細片に処理して、注入する。少しの膨隆効果と肌質改善の両方を目指す。

③:ナノファット(nanofat)注入は、脂肪組織を小片化処理して脂肪と血管成分や脂肪の間質を細片(400600μm程度)に処理したもので、おもに小ジワ~中ジワ・肌質改善を目的に注入します。特にナノファットは26-30ゲージの細い針での注入や針でのタッピングなどの施術があります。

II.メリット・デメリット

〈メリット〉

・自分の脂肪を他の部位に注入移植する治療法ですので、安心・安全です。

・自分の組織の注入移植であるためアレルギー反応や異物反応は極めて生じにくいです。

・1,2か月後に生着した脂肪は、おおむね年余に維持されます。

・不足感がある場合は、さらに追加ができます。

・採取では針穴で採取する場合はほとんど瘢痕を残しません。時に23mmの小切開をして採取する時がありますが、採取部位にその瘢痕だけが残りますが、目立たないようにケアを指導します。

〈デメリット〉

・注入部位に内出血、溢血斑(いっけつはん)や皮下硬結を生じる場合があります。一般に内出血や溢血斑は1,2週間で消退し、皮下硬結は1か月~数か月で改善に向かいます。

・目的の量の増量や増高、シワや肌質改善が得られないときは、一定期間の後に追加を要することがあります。

・採取部位の内出血や皮下のしこり(皮下硬結)が1か月~数か月続くことがあります。

III.治療の対象:

. 脂肪注入、ミリファットの主な対象:

・陥凹ジワ(ほうれい線、眉間のシワなど)

・加齢による変化(眉間~前額、両側側頭部、両側頬部、顔面輪郭の変形や形の改善)

・生まれつきの変形

・成長に伴う変形

・外傷後の変形

・鼻・眼瞼(まぶた)・口唇・オトガイ・耳介・耳垂などの形の改善 など

.マイクロファット注入、ナノファット注入の主な対象:

・小じわ(口囲・オトガイの梅干ジワ・上下眼瞼や眼囲、頚部など)

・前額

・頬部

・肌質

・皮膚のハリ

・ニキビ跡 など