皮膚のできもの
〒541-0044
大阪府大阪市中央区伏見町4-3-1 スマートカーサ伏見町2F
WEB予約
24時間
受付中
お問い
合わせ
06-
4256-
0062
皮膚のできもの
皮膚や皮下には、多種多様の腫瘍ができます。
「皮膚腫瘍」とは、皮膚のできものとして広義には、血管系腫瘍(血管腫)・リンパ管系腫瘍(リンパ管腫)・アザ(母斑)・イボ(疣贅)・皮下腫瘍の脂肪腫・神経鞘腫など様々なものを含みます。
・診断する
視診ですぐに診断がつくときから、最終的に部分的組織生検あるいは全摘後の病理組織検査で、最終診断が得られますので、ご説明いたします。
・できるだけ痛みを少なく治療すること
切除術やレーザー照射の前に、表面麻酔や注射での局所浸潤麻酔を行います。
術後も痛みが生じる可能性があるときには、鎮痛剤を処方します。
・できるだけきれいに仕上げること
適切な手術計画を立て、目立たない場所の切開や、きれいに仕上げる形成外科的縫合法を行い、抜糸後の術後瘢痕を制御する保存的治療を指導します。
抜糸後もキズ跡が落ち着くまで一定間隔で経過観察いたします。
・良性・悪性
・充実性(腫瘍細胞で成り立っている)・嚢腫(のうしゅ;ふくろ物;液状物や粥様物を含んでいる)
・上皮性(上皮由来)・非上皮性
などの区別があります。
・視診
・ダーマスコーピー検査
・超音波エコー検査
・組織生検(組織検査)
・該当する血液検査
・MRI検査、CT検査(当クリニック特約の検査施設に依頼し、検査結果を得ることが可) など
ダーモカメラ
超音波エコー検査
例:皮下嚢腫(黄色の矢印)
・軟膏治療
・薬物治療
・注射治療
・レーザー治療
・手術
ほくろのように見えても基底細胞がん(眼瞼や鼻など顔に多い)や悪性黒色腫(ほくろのガン)ということもあります。
長い間、皮膚潰瘍の経過を呈していても、有棘細胞がんであることもあります。
腫瘍によって検査法、治療法や治療経過が異なりますので、小さなできものでもどうぞご相談ください。
全身の有毛部に好発する、大きさ数mm~数十cmの皮内腫瘍です。
表皮の細胞が真皮内に陥入して嚢腫を形成することで生じます。
内部に垢のような角質成分を伴うため、感染の温床となることがあります。
通常症状はありませんが、皮膚表面が平坦でも内部が硬く触れたり、腫瘍が増大することで皮膚が隆起して気が付くことがあります。
中心に黒点の開口部が見られることがあります。
二次感染が起こると腫れや赤み、痛みが生じます。
二次感染が起こる前に、外科的に切除することがよいでしょう。
感染の初期段階には、抗生剤の外用・内服で治まることがあります。
嚢腫の内部に膿が溜まり、感染の勢いが強い段階になると、嚢腫の周囲に炎症細胞が波及して、腫脹を伴っています。そのため腫瘍を切除しても治癒が悪く、傷跡も大きくなります。
まずは緊急で穿刺吸引か皮膚切開を行い、その後はこまめに膿を排出させ、洗浄等の処置を行います。
創部が落ち着いてから、再感染予防のため嚢腫の切除を行います。